時代劇『必殺仕事人』シリーズのサブタイトルがカオス


必殺仕事人、楽しかったですよね。
うすぼんやりとした記憶しかありませんが、調べてみたらサブタイトルはかなりカオスでした。

『必殺』シリーズ


調べて始めて知ったのですが、『必殺仕事人』は多くの『必殺』シリーズの一部なんですね。
必殺シリーズ - Wikipedia


初期の必殺シリーズはサブタイトルに一定のフォーマットがあるものが多く、
必殺仕置屋稼業 - Wikipediaの『一筆啓上〇〇が見えた』や
必殺仕業人 - Wikipediaの『あんたこの〇〇をどう思う』などは
かなり粋なフォーマットだと思います。


そこで必殺仕事人ですよ


1979年5月18日に必殺仕事人(必殺仕事人 - Wikipedia)の放送が始まるわけですが、第一回目のサブタイトルがこれですよ。

『主水の浮気は成功するか?』

もうね、無粋。無粋としか言いようがない。


サブタイトルはシリーズを重ねるごとに悪のりして行きます。

『主水腹が出る』
『主水アルバイトする』
『主水予算オーバーする』
『主水ビックリする』

どうでもいい!時代劇なのにアルバイト!中途半端なフォーマットがカオス度を増しています!

『アルバイトをしたのは同級生』
『ギックリ腰で欠勤したのは主水』
『スギの花粉症に苦しんだのは主水』

またアルバイト!

『主水 悲鳴をあげる!』
『主水 犬にナメられる』
『主水 忘年会の幹事でトチる』
『主水 節分の豆を食べる』
『主水 うなぎにナメられる』
『加代 エリマキトカゲを目撃する』
『主水 夏バテで早朝体操を休む』
『加代 パン作りに挑戦する』

何これ?日記?

『主水、奉行所の人員整理にあわてる』
『加代、モグラ男夫婦にあてつけられる』
『主水、キン肉オトコに会う』
『主水ヘソクリを盗まれる』
『主水、送別会費を全額盗まれる』
『主水、いじめられっ子になる』

え?これ一時間ドラマですよね?と時代劇以前にドラマとして成り立つのか不安になって来ます。
必殺仕事人V』は再放送で見ていて、『加代、ゴリムリンを売る』が印象に残っています。
ゴリムリン(ルービックキューブ)が出てくるのですが、子供だった僕は
ルービックキューブって江戸時代からあったんだ!」と驚いた記憶があります。悪影響ですね!!!!

『主水、正月もまたイジメられる』
『主水、羊かんをノドにつめる』
『主水、健康診断にひっかかる』

え?激闘編だって?日常編の間違いじゃないのかい?


極めつけのカオスがこちら。

『主水、エスカルゴを食べる』
『せん、りつ、カチンカチン体操をする』
『主水、X'マスプレゼントする』
『主水バースになる』
『主水、せん、りつ、ダブルベッドに寝る』
『主水、りつ、ラブホテルに行く』
『主水、ワープロをうつ』
『主水、大奥の鶴を食べて失業する』

ついにアルファベットが登場しました!
このノリ何かに似てるなー、と思ったらアレだ!バカ殿!
この『旋風編』を最後に、サブタイトルは真面目になって行くのでした。

何故こんな物を調べたのか


何故僕はサンディエゴまで来て必殺仕事人のサブタイトルを調べて、
しかもそれをブログに書いているのか。
僕が聞きたいよ。