F#読書会に向けて、F#書籍を紹介・和書編

僕はF#が好きで、名古屋F#読書会なる企画を立ち上げたので(名古屋F#読書会という会を企画しました - もりぐち!!!!)、
F#の書籍について知っている範囲で紹介したいと思います。

和書

和書について、押さえておくべき本は次の2冊です。

プログラミングF#

プログラミングF#

安心のオライリー本です。F#について何も知らなくてもこの本から入れば問題無いと思います。
超基本的な所から、F#の魅力が活かせるような応用的な所まで、ある意味網羅的に解説されていると思います。
翻訳本ですが、翻訳の質もそれほど悪くないと思います。寧ろ、読みやすい部類に入ると思います。
プログラミング言語の解説なので、インストール方法とかは「まさかVisual Studio 2010くらいインストールしてあるよね?」程度のスタンスです。
ただ、後半になるに従って、内容も難しくなり説明も次第に中途半端になる、というこの手の技術書によくあるパターンが見られます。
それを差し引いても良書です。マストリード!


実践 F# 関数型プログラミング入門

実践 F# 関数型プログラミング入門

日本人著者による書籍です。
オライリー本では紹介されなかった細かなテクニックなどがふんだんに紹介されています。
かといって初心者お断りかというとそうでもなく、初心者が読んでも理解できると思います。
ただ、細かなテクニックも随所にあるので、どれがメジャーでどれがマイナーなテクニックなのか判断する必要があるかもしれません。
非同期ワークフローの説明などは、オライリー本を読んでもピンと来なかった人などは理解が補完できる内容になっていると思います。
良書です。マストリード!

2冊読んでおけばOK

現在発売されているF#の和書では、以上2冊を押さえておけば充分だと思います。
十分理解してこの2冊では物足りなくなったら、洋書に当たるか、他の関数型言語の書籍に当たってみてもいいのでないでしょうか?

実はF#の書籍は和書では合計4冊発売されているようなのですが、紹介しなかった2冊は反応に困る内容なのでスルーします。


次回は洋書(F#読書会に向けて、F#書籍を紹介・洋書編1 - もりぐち!!!!)です。