"Drinking the Kool-Aid"という慣用句
Kool-Aid って?
Kool-Aid とは、アメリカで売られている粉末ジュースの商品名で、なかなかポピュラーなモノらしいです。
ちなみに僕は飲んだことはありません。
http://www.kraftbrands.com/koolaid/
このKool-Aidと言う単語を使った慣用句に"Drinking the Kool-Aid"というものがあり、非常にネガティブな意味合いを持っています。
"Drinking the Kool-Aid" って?
Drinking the Kool-Aid - Wikipedia
"Drinking the Kool-Aid"とは、「盲信する」という意味を持つ言葉です。
何故粉末ジュースを飲む事が盲信する事につながるかと言うと、
別にKool-Aidそのものがネガティブな意味を持つものではなく、南米で起きたある事件が関係しているのです。
その事件と言うのが、1978年に起きた、ジョーンズタウン集団自殺事件です。
1978年、ガイアナのジョーンズタウンに存在していたある新興宗教団体にて900人以上の集団自殺事件が起こります。
この時の自殺に使われた手法が、青酸カリを溶かした粉末ジュースを一斉に飲む、というものでした。
この時に使われたジュースが"Kool-Aid"だったかは定かではないそうですが、Kool-Aidは既に粉末ジュースとして代名詞的なブランド名だったので、
この事件をきっかけに、「盲信する」という意味合いにおいて"Drinking the Kool-Aid"という言葉が生まれたそうです。
例えば、
- Don't drink the Kool-Aid! (騙されるな!わけも分からずに信用するな!)
みたいな感じで、オフィスや選挙なんかでも使われる慣用句らしいです。