"The Art of Unit Testing"という本を紹介します
非常に残念な事に、私は(単体)テストがあまり上手ではないようです。
テストについて体系的な知識が欠けており、手探りでテストコードを書いているため、自分のテストに確信が持てないのです。
もちろん経験を積むことは重要な要素ですが、テストについて体型的に学びたいと思い、現在この本を読んでいます。
- The Art of Unit Testing with Examples in .NET
- Manning | The Art of Unit Testing
The Art of Unit Testing: With Examples in .net
- 作者: Roy Osherove
- 出版社/メーカー: Manning Pubns Co
- 発売日: 2009/06/28
- メディア: ペーパーバック
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裃袴の侍が格好良いですね。
本書はタイトル通り、単体テストについての網羅的な解説書です。
- 単体テストとは何か?
- 良いテストとはどんなものか?
といったシンプルで案外答えにくいことに明確な定義を与え、一から「良いテスト」を示してくれます。
また、
- スタブとモックの違いとは?
- テスト+リファクタリングのテクニック
なども解説されています。
著者のRoy氏はTypemock社に勤めているテストのエキスパートです。
Typemock社のエンジニアなのですが、本書で扱われるモックフレームワークは Rhino Mocks であったりと、過度に身贔屓しないのも好感が持てます(当然Typemockの紹介もありますよ)。
本書は300ページと薄く、英語もそれほど難しい訳ではないので英語が苦手な方(It's me)にもオススメです。
あと、この本はテスト駆動開発(TDD)の解説本ではありませんので、TDDについて言及されていますが解説はそれほど多くないです。
本書は.NETを用いていますが、Java版の The Art of Unit Testing in Java も発売される予定だそうです。
オフィシャルサイトには、TDDやTestを解説したセミナーのビデオが視聴できます。
セミナーのビデオなので発音も丁寧で聞き取りやすい英語です。
それぞれのビデオへのリンクは右下にあります。
各回の最後に演奏されるテーマに沿った歌(!)は必見です。
あと、このビデオを見た知人がこう言いました。
「この人(Roy氏)、お前(wof_moriguchi)に似てね?」
…。