"The Art of Unit Testing"という本を紹介します

非常に残念な事に、私は(単体)テストがあまり上手ではないようです。
テストについて体系的な知識が欠けており、手探りでテストコードを書いているため、自分のテストに確信が持てないのです。
もちろん経験を積むことは重要な要素ですが、テストについて体型的に学びたいと思い、現在この本を読んでいます。

The Art of Unit Testing: With Examples in .net

The Art of Unit Testing: With Examples in .net

裃袴の侍が格好良いですね。
本書はタイトル通り、単体テストについての網羅的な解説書です。

  • 単体テストとは何か?
  • 良いテストとはどんなものか?

といったシンプルで案外答えにくいことに明確な定義を与え、一から「良いテスト」を示してくれます。

また、

なども解説されています。

著者のRoy氏はTypemock社に勤めているテストのエキスパートです。
Typemock社のエンジニアなのですが、本書で扱われるモックフレームワークRhino Mocks であったりと、過度に身贔屓しないのも好感が持てます(当然Typemockの紹介もありますよ)。
本書は300ページと薄く、英語もそれほど難しい訳ではないので英語が苦手な方(It's me)にもオススメです。

あと、この本はテスト駆動開発(TDD)の解説本ではありませんので、TDDについて言及されていますが解説はそれほど多くないです。

本書は.NETを用いていますが、Java版の The Art of Unit Testing in Java も発売される予定だそうです。

オフィシャルサイトには、TDDやTestを解説したセミナーのビデオが視聴できます。
セミナーのビデオなので発音も丁寧で聞き取りやすい英語です。

それぞれのビデオへのリンクは右下にあります。
各回の最後に演奏されるテーマに沿った歌(!)は必見です。

あと、このビデオを見た知人がこう言いました。
「この人(Roy氏)、お前(wof_moriguchi)に似てね?」
…。